エゾウメバチソウ (APG:ニシキギ科ウメバチソウ属)(ユキノシタ科)【蝦夷梅鉢草】
(Parnassia palustris var. palustris)
本州中部の高山や北海道に分布する亜高山-高山植物です。
まさに、ハイマツの下にぽつんと咲く1輪の梅の花のようです。
通常の「ウメバチソウ」とほぼ同様ですが、仮雄蕊の分岐した腺体が9~14裂しているものとされていて、花もやや小さいようです。
普通のウメバチソウでは仮雄蕊が15~22裂となっています。
このクローズアップした個体では、約11裂となっているようです。
分布域の重なる「コウメバチソウ」もあり、これは仮雄蕊の裂数も重なっているので見分けの判断が難しいです。