クルマバツクバネソウ (シュロソウ科ツクバネソウ属)【車葉衝羽根草】
(Paris verticillata)
深山や亜高山に生育する「ツクバネソウ」の仲間で、ツクバネソウが4枚葉なのに対して6-8枚の葉が輪生します。
葉序はちょうど「キヌガサソウ」のようですが、花がユニークで4枚の葉のような外花被片に、目立たない細糸状の内花被片4本、その上に8-10本の細長い雄しべ、真っ黒い子房に4本の柱頭という構成です。
6枚の葉に4枚の萼片、10本の雄しべというと何だか妙にバラバラな印象ですが、この写真の株では8枚葉4枚萼片8本雄しべとなっているので、4数性が基本なのでしょう。
真っ黒い虫のような子房と柱頭、黄色い葯、緑の萼片と色彩的にも鮮やかで目を引きます。
いくつかの県で絶滅危惧指定
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】