カワラケツメイ (マメ科カワラケツメイ属)【河原決明】
(Chamaecrista nomame)
河原や土手などの日当たりのよいところに生えるマメですが、普通のマメ類とちょっと異なる「ジャケツイバラ亜科」に属し、「ジャケツイバラ」や「サイカチ」「センナ」等に近い仲間です。
花も普通のマメ科の蝶形花ではなく、独特な変形5弁花となっています。
小葉は15~35対となっていて、果実となった平たい豆果には10個前後の種子が入っています。
「クサネム」とよく似ていますが花の形が違い、また小葉の先端が尖り左右非対称です。
昔から葉や果実を乾燥させて薬草茶として広く飲まれていますが、都市周辺の河原では帰化植物に圧倒されて減少し希少になっています。
東京都レッドデータブック
23区区部:絶滅(EX)
多摩地方:絶滅危惧II類(VU)
絶滅危惧種に指定されているツマグロキチョウの食草となっています。