ジャケツイバラ (マメ科ジャケツイバラ属)【蛇結茨】
(Biancaea decapetala)
「イバラ」の名をもちますが、葉を見れば判るようにマメ科の植物です。
茨の名の通り硬くて鋭い棘があり、つる性で他の木に絡んで伸びますが、「フジ」と同様、落葉低木です。
鮮やかな黄色い花は普通のマメ科らしい蝶型花ではなく、変形5弁花となっています。
5~10対の小葉をもつ2回偶数羽状複葉で30-40cmの大きな葉序となります。
東北南部以西の分布で、「ジャケツイバラ科」という分類法もあるように普通のマメ類とちょっと違う仲間で、「エビスグサ」や「サイカチ」「カワラケツメイ」「センナ」などに近いものです。