ノウゴウイチゴ (バラ科オランダイチゴ属)【能郷苺】
(Fragaria iinumae)
高山性の苺で、低地の「ヘビイチゴ」の仲間と違い園芸作物の苺に近い同属種なので、普通の苺と同様の美味な実が生ります。
北海道から東北、北陸の日本海側に分布し、中部太平洋側に分布する同属の「シロバナノヘビイチゴ」と住み分けています。
シロバナノヘビイチゴに比べ、純白の花の花弁は通常7-8枚と多く、葉は光沢が無く鋸歯が粗くなっています。
また、シロバナノヘビイチゴよりも湿った地面を好むようです。
「ノウゴウ」の名は、産地の「能郷白山」からつけられています。