ベニテングタケ (テングタケ科)【紅天狗茸】
(Amanita muscaria)
アニメなどに描かれる毒キノコの代表のような種類で、世界のかなり広い範囲に分布することもあり、毒キノコの共通アイコンと化しています。
しかし、一部では毒抜きの加工をして食用にするところもあり、強い神経毒があるものの、死亡する例は意外と少ないようです。
派手な傘には白いイボイボを載せ、柄にはつぼとつかを備えるなど、典型的な毒キノコの特徴といわれるものを兼ね備えています。
しかし、逆に言うと毒キノコの典型というものがつくられたのが、このベニテングタケからの連想ということでしょう。
奥秩父のオオシラビソなどの針葉樹林帯にありましたが、このキノコはシラカバやブナなどを主体に従属する菌根菌ということですが、針葉樹にも生えるようです。
日本国内では、関西地方にはあまり存在しないようです。