イワヒバ (シダ植物イワヒバ科)(ヒカゲノカズラ植物門)【岩檜葉】【巻柏】
(Selaginella tamariscina)
広義のシダ植物、正確には普通の羊歯より古い仲間である「ヒカゲノカズラ」や「トウゲシバ」などと同類のヒカゲノカズラ植物門に属する植物で、岩の上に生えるヒノキのような葉なので「岩檜葉」の名がついています。
葉の成長が一定の限度で止まり、別の葉が放射状に伸びることによって、葉のかたまりのような形になります。
こんな地味な植物ですが盆栽などに仕立てる古典園芸植物であり、江戸時代にはブームとなり、200種類以上の園芸品種があるそうです。
「カンアオイ」といい、江戸の古典園芸は実に渋好みですね。