園芸植物

6月

キョウガノコ

キョウガノコ (バラ科シモツケソウ属)【京鹿子】 (学名:Filipendula purpurea) 「シモツケソウ」とほぼ同じような花ですが、キョウガノコはたいへん古くからの園芸種で、「コシジシモツケソウ」の変種と言われています。 日本原...

ケシ

ケシ (ケシ科ケシ属)【芥子】 (学名 Papaver somniferum)Opium poppy 園芸用の「ヒナゲシ」「ポピー」も、全国に大繁殖している「ナガミヒナゲシ」も、どれも同じケシ属ですが、このケシは「Opium poppy」と...

イワカラクサ

イワカラクサ (APG:オオバコ科イワカラクサ属)(ゴマノハグサ科)【岩唐草】 (学名:Erinus alpinus) ヨーロッパアルプスやピレネー山脈に生える高山植物。 高山植物といっても、アルプやメドウに咲くようで、日本では園芸植物とし...

クレマチス

クレマチス(カザグルマ) (キンポウゲ科センニンソウ属)【風車】 (学名:Clematis patens) 「クレマチス」は正しくはこれらの属名で、園芸のクレマチスの多くは「カザグルマ」や「テッセン」をベースにして品種改良したものです。 庭...

アケビ

アケビ (アケビ科アケビ属)【木通、通草】 (学名: Akebia quinata) 子どものころに、近所に庭にアケビを植えている家が何件かあって、季節になると実を盗んできて食べた覚えがあります。 とても甘いことは甘いのですが、たくさんの種...

ニオイスミレ

ニオイスミレ (スミレ科スミレ属)【匂い菫】 (Viola odorata) 別名:スイートバイオレット ヨーロッパ系原産のスミレの中で最もポピュラーなもので、園芸店で山野草としてでなく単に「スミレ」として売っているものは、これである率が高...

ハッカクレン

ハッカクレン (メギ科ポドフィルム属)【八角蓮】 (学名:Podophyllum pleianthum)別名:六角蓮 台湾や中国の深山に生える草ということで、何とも見慣れない植物です。 二股に分かれた茎の先に、6-9裂した傘のような葉をつけ...

ウスベニヒゴスミレ

ウスベニヒゴスミレ (スミレ科)【薄紅肥後菫】 (Viola chaerophylloides v. sieboldiana) これはヒゴスミレでも、「ウスベニヒゴスミレ」と呼ばれる園芸品種で、野生種そのものではありません。 花色のパターン...
10月

フサフジウツギ

フサフジウツギ (フジウツギ科 フジウツギ属)(APG:ゴマノハグサ科)【房藤空木】 (Buddleja davidii) 属名「ブッドレア」の名称で園芸用に流通している中国原産の低木です。 各地で帰化・野生化していて、場所によっては大繁殖...
園芸植物

「カモメギク」と「アワコガネギク」

「カモメギク」は、「アワコガネギク(キクタニギク)」と遺伝子的には同一種であり、その違いは個体差の範囲が固定された品種レベルのようです。 よって、外形的な形態の違いによって区別するしかないわけです。 アワコガネギクの自生を見る機会があったの...
野山の植物

コンギク

コンギク (キク科シオン属)【紺菊】 (Aster ageratoides ssp. ovatus cv. Hortensis) 「ノコンギク」の紫色の濃いものを選別して観賞用により分けた園芸品種ですが、その起源は平安時代にまで遡るといわれ...

アマクリナム

アマクリナム (ヒガンバナ科) (Amacrinum howardii) 高麗の巾着田の一角で、畑で綺麗なピンクの百合のような花を育てているところがありました。 近くで見てみると、「アマクリナム」の名札が。 アマリリスの仲間とハマユウの仲間...
10月

ヒメツルソバ

ヒメツルソバ (タデ科イヌタデ属)【姫蔓蕎麦】 (Persicaria capitata) 家の石垣や道路のコンクリート法面、駐車場の隅など、人里や街中の人工物のまわりによく見かけますが、もともと明治時代に園芸用に導入されたものです。 タデ...
野山の植物

カモメギク

カモメギク (キク科キク属)【鴎菊】 (Chrysanthemum seticuspe) 日本中で、皇居東御苑に植えられた2株しか存在しないといわれる黄色の野菊。 実態は、どうやら「キクタニギク(アワコガネギク)」の、江戸時代の古典園芸品種...
街での植物

ヒロハノタイワンホトトギス

ヒロハノタイワンホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【広葉台湾杜鵑草】 (Tricyrtis 'Amethystina') 「タイワンホトトギス」の園芸品種ですが、「広葉」といっても、いわゆるタイワンホトトギスと変わりは無いようです。 この名...
9月

シロホトトギス

シロホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【白杜鵑草】 (Tricyrtis hirta f. albescens)(シロバナホトトギス) 「ホトトギス」の白花品種で、天然自生のものもあるようですが、かなり稀なようで、ほとんどの場合、園芸用につ...
9月

タマスダレ

タマスダレ (ヒガンバナ科) 【玉簾】 (学名: Zephyranthes candida) ペルーなど南米の原産で、日本には明治時代に渡来したポピュラーな園芸植物です。 園芸では、属名の「ゼフィランサス」、英名の「レインリリー」で呼ばれる...
9月

ショウキズイセン

ショウキズイセン (ヒガンバナ科)【鍾馗水仙】 (学名 Lycoris traubii) (リコリス) オレンジ色の「ヒガンバナ」という感じで、いかにもリコリス属らしく、反り返った花弁と長い雄しべをもつ花です。 実際ヒガンバナとかなり近い種...
9月

ハナトラノオ

ハナトラノオ (シソ科ハナトラノオ属)【花虎の尾】 (Physostegia virginiana) 別名:カクトラノオ 北アメリカ東部原産で、日本へは大正時代に導入された宿根草の園芸植物です。 四方に向かって四角錐のかたちに咲くユニークな...
野山の植物

イヌキクイモ

イヌキクイモ  (キク科ヒマワリ属)【犬菊芋】 (Helianthus strumosus) 「キクイモ」は北米原産で根が芋のような根塊になり、江戸時代末期に飼料用作物として伝来したそうです。 で、何故「イヌ」かというと、その「キクイモ」に...
アオイ科

モミジアオイ

モミジアオイ (アオイ科フヨウ属)【紅葉葵】 (Hibiscus coccineus) 北米原産のハイビスカスの仲間ですが、フヨウやアオイと違って花弁が重ならず、細身で分離しています。 葉も細く割れてモミジ葉状になっています。 とても大きく...
野山の植物

セイヨウノコギリソウ

セイヨウノコギリソウ (キク科ノコギリソウ属)【西洋鋸草】 (Achillea millefolium) ヨーロッパ原産のノコギリソウ属の帰化植物で、繁殖力が強く、日本では本州と北海道に、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアにも帰化し...
6月

ヤグルマハッカ

ヤグルマハッカ (シソ科)【矢車薄荷】 (学名:Monarda fistulosa ) 北米原産で、園芸名では一般に属名のモナルダと呼ばれ、別名ベルガモット。 柑橘系の「ベルガモット」とは関係ありませんが葉の香りが似ているとのことです。 遠...
野山の植物

センリョウ

センリョウ (センリョウ科センリョウ属)【千両】 (Sarcandra glabra) 「マンリョウ」や「百両」「十両」などとともに、縁起物の赤い実の代表ですが、他の多くがサクラソウ科ヤブコウジ属なのに対してこれはセンリョウ科で、実が葉序の...
野山の植物

ヒメウツギ

ヒメウツギ (アジサイ科ウツギ属)【姫空木】 (Deutzia gracilis) 関東地方以西の山地の日当たりのよいところに生育し、枝先に多数の白い花をつける日本固有種です。 株が小柄で枝葉の感じも綺麗で、純白の沢山の花をつけるので庭木と...

ボタンクサギ

ボタンクサギ (クマツヅラ科)(シソ科)【牡丹臭木】 (学名:Clerodendrum bungei) 中国原産による園芸植物で、クサギ属ということで個々の花は「クサギ」とほぼ同じです。 こんもりと丸まっているのでなかなかインパクトがありま...

カサブランカ

カサブランカ (ユリ科) (学名: Lilium 'Casa Blanca') 日本の「ヤマユリ」などをベースに品種改良され、オランダで創りだされた園芸種です。 豪華で純白なので、お祝いの生花や花束に、胡蝶蘭と並んで人気があるのではないでし...
6月

ハナショウブ

ハナショウブ (アヤメ科アヤメ属)【花菖蒲】 (Iris ensata var. ensata) 野生の「ノハナショウブ」を基に、戦国時代-江戸時代から品種改良が繰り返されてきた園芸種。 特に、江戸時代にはバブル的な大ブームを経過して、膨大...
6月

ガンピセンノウ

ガンピセンノウ (ナデシコ科)【岩菲仙翁】 (学名:Lychnis coronata) 「フシグロセンノウ」などに近いセンノウ属の仲間ですが、古い時代に中国から観賞用に導入されたものだそうです。 フシグロセンノウとほぼ同じ色で、花弁が妙に平...
6月

オオバギボウシ(トウギボウシ)

オオバギボウシ(トウギボウシ) (APG:キジカクシ科ギボウシ属)(ユリ科)【大葉擬宝珠】 (学名:Hosta sieboldiana) およそ日本全国の庭に植えられている園芸植物でもありますが、全国の山野に分布する野草でもあります。 昔か...
6月

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン (アヤメ科ヒオウギズイセン属)【姫檜扇水仙】 (学名: Crocosmia x crocosmiiflora)  別名:モントブレチア 明治時代に渡来した、南アフリカ原産の園芸種。 ヨーロッパでヒオウギズイセンとヒメト...
3月

キバナセツブンソウ

キバナセツブンソウ (キンポウゲ科)【黄花節分草】 (Eranthis hyemalis) 節分草といっても、南ヨーロッパから導入された園芸種です。 鮮やかな黄色で、ちょっとクロッカスのような感じです。 また、色合いはキンポウゲ科らしく、ち...

ヒメリュウキンカ

ヒメリュウキンカ (キンポウゲ科)【姫立金花】 (Ranunculus ficaria) 別名:キクザキリュウキンカ 「リュウキンカ」といっても、早春の尾瀬に咲く「リュウキンカ」とは違い、これは英国原産の園芸品。 日本のリュウキンカは水辺や...
6月

コボウズオトギリ

コボウズオトギリ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【小坊主弟切】 (学名:Hypericum androsaemum ) オトギリソウの仲間にも園芸品種がいろいろあるようですが、コボウズオトギリは花後の実が面白くて人気があるようです。 花は...
6月

タイリンキンシバイ

タイリンキンシバイ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【大輪金糸梅】 (Hypericum patulum cv. Hidcote) 「キンシバイ」の園芸品種で、ヒペリカム・ヒドコートと呼ばれるものです。 遠目には「西洋キンシバイ」そっくりで...

ミヤコワスレ

ミヤコワスレ(キク科)(APG:キク科)【都忘れ】 ( Aster savatieri ) 「ミヤマヨメナ」を改良して園芸品種にした、春咲きの野菊です。 江戸時代から改良が続いてきたので色も様々で、マーガレットのような派手な品種も多いようで...

フェイジョア

フェイジョア (フトモモ科) (学名:Feijoa sellowiana) ------------------------ 夏に径4cmほどの花をつける。 花弁は内側が赤褐色、外側が白色で分厚く、糖分を含んで甘みがある。 ハチドリのような...
6月

コエビソウ

コエビソウ (キツネノマゴ科キツネノマゴ属)【小海老草】 (学名:Justicia brandegeeana) 街中のプランタの茂みで、枝先の葉が真っ赤になっているなあと思ってみると、どうもその陰に白い花らしきものが。 例によってこれは葉と...

アカンサス

アカンサス (キツネノマゴ科ハアザミ属)【ハアザミ、葉薊】 (Acanthus mollis) とあるビルの植栽に巨大なみずみずしい葉が生えていて、何だろうと思っているうち、巨大な花が咲きました。 巨大なシソというかなんか・・・ 「ハアザミ...

ヒメヒオウギ

ヒメヒオウギ (アヤメ科ラペイルージア属)【姫檜扇】 (Anomatheca laxa) 可愛い園芸花ですが、清楚なわりに生命力強く、こぼれ種から自然に増えるので庭で徐々に野生化しています。 小さくてもよく目立つ花で、6弁の花弁の下3弁に赤...