ハッカクレン (メギ科ポドフィルム属)【八角蓮】
(学名:Podophyllum pleianthum)別名:六角蓮
台湾や中国の深山に生える草ということで、何とも見慣れない植物です。
二股に分かれた茎の先に、6-9裂した傘のような葉をつけ、茎の途中に数輪に花が垂れ下がって咲きます。
濃赤色の花は、まだ全開していなかったので形は判りません。
大きな葉はヤツデのようですが、茎はチドメグサの仲間のように葉の中心につきます。
若い新芽の葉はまるで地面に星形の切り紙を置いたようです。
この種類は、花のつき方から「中国ハッカクレン」と思われます。
有毒成分を含み、昔から下剤などの薬草として使われていたそうです。
また、北米産の同属種「アメリカハッカクレン」は、現在は抗がん剤として注目されているようです。