小金井公園

3月

ムクドリ

ムクドリ (ムクドリ科ムクドリ属)【椋鳥】(Sturnus cineraceus)郊外では「ヒヨドリ」と並んで、都市部ではそれ以上に、人里に馴染んで群れで生息する野鳥です。畑や公園などの開けた場所で、地面の虫や種子をついばんで歩く点で「ツグ...
鳥類

ハシボソガラス

ハシボソガラス (カラス科カラス属)【嘴細烏】(Corvus corone)もともと田園地帯に広く分布するカラスで、「ハシブトカラス」と違って今も都心部などにはいないようです。「権兵衛が種まきゃカラスがほじくる」のカラスはきっとハシボソカラ...
3月

モズ

モズ (モズ科モズ属)【百舌鳥】(Lanius bucephalus)全国の平地から低山に生息し、はやにえ(早贄)で有名なモズは、スズメとさほど変わらないくらいの小鳥ですが、小さな猛禽類という感じで激しい狩りをする鳥です。見た目にも可愛いの...
4月

オシドリ

オシドリ (カモ科オシドリ属)【鴛鴦】(Aix galericulata)日本のカモ類の中でももっとも派手な鳥ですが、これは繁殖期の雄の羽根で、非繁殖期や雌は灰褐色系の地味な色です。「おしどり夫婦」という言葉がありますが、つがいは毎年替わり...

アカシデ

アカシデ (カバノキ科クマシデ属)【赤四手】(Carpinus laxiflora)関東地方の雑木林に多く、公園樹にも植えられています。同類の「シデ」の中でも、果穂の果苞が細く疎らな形です。春には葉が出る前に赤い穂状の花がたくさん吊り下がり...
野山の植物

ネズミモチ

ネズミモチ (モクセイ科イボタノキ属)【鼠黐】(Ligustrum japonicum) 別名:タマツバキ関東以西の山野に普通に生える常緑樹ですが、丈夫で葉がしっかりしているので公園などによく植えられています。初夏に4裂した円錐花序をつけ、...
1月

カワセミ

カワセミ (カワセミ科)【翡翠】(Alcedo atthis)以前の経済成長時代にはほとんど幻の鳥でしたが、都市周辺の公園や池などの水質が改善し環境保護が進んだおかげで、東京周辺や都内などでもだいぶ見られるようになってきています。留鳥なので...
野山の植物

クロマツ

クロマツ (マツ科マツ属)【黒松】(Pinus thunbergii) 別名:オマツいわゆる白砂青松といわれる海岸風景に欠かせない松の木で、本州以南に分布しますが、古くから植栽されているので本来の細かい分布はよく分からないようです。どちらか...

コブクザクラ

コブクザクラ (バラ科サクラ属)【子福桜】(Prunus "Kobuku-zakura")シナノミザクラとコヒガンザクラ、またはシナノミザクラとジュウガツザクラの交雑種といわれる栽培品種です。「ジュウガツザクラ」や「フユザクラ」同様、二季咲...
11月

ジュウガツザクラ

ジュウガツザクラ (バラ科サクラ属)【十月桜】(Prunus x subhirtella 'Autumnalis')エドヒガンとマメザクラの交雑種であるコヒガンザクラを元にして江戸末期に作られた園芸品種。名の通り、10月ごろから4月ごろまで...

キンレンカ

キンレンカ (ノウゼンハレン科)【金蓮花】(Tropaeolum majus) 別名:ナスタチウム、ノウゼンハレン南米アンデス山脈原産の園芸植物ですが、花や若葉は食用にもなるとのこと。チドメグサやハスなどのような独特の丸い葉で、葉柄が中心に...
3月

キブシ

キブシ (キブシ科キブシ属)【木五倍子】(Stachyurus praecox)春早く、まだ葉の出る前に淡黄色の独特の花序をたくさん垂れ下げるのでとても目立つ花です。雌雄異株なので、木によって雄花だけか雌花だけとなります。長くたくさん咲くの...
野山の植物

イロハモミジ

イロハモミジ (ムクロジ科カエデ属)【伊呂波紅葉】(Acer palmatum) 別名:タカオモミジ、イロハカエデモミジといえばこれ。というぐらい日本のカエデ類の代表にして秋の紅葉の主役ともいえる種類です。庭園や公園にも欠かせない樹木なので...
12月

コダチダリア

コダチダリア キク科ダリア属【木立ダリア】(学名 Dahlia imperialis) キダチダリア:皇帝ダリア近年、いろいろなところで植えられている、メキシコ中米原産の最大級の草花です。高さは通常3-7mとなり、最大では10mを超える高さ...
12月

イチョウ

イチョウ (裸子植物イチョウ科イチョウ属)【銀杏】(学名:Ginkgo biloba)日本中、どこにでもあり、街中でも毎日のように目にする樹木なので普段感じることも考えることもありませんが、じつはイチョウはたいへんレアな植物です。原産地は中...
6月

アカメガシワ

アカメガシワ (トウダイグサ科アカメガシワ属)【赤芽柏】(Mallotus japonicus)山野や河原、公園などの明るい場所に生える落葉樹で、雌雄異株。白い葉脈と赤い葉柄が特徴的な葉ですが、若い樹では2-3裂した葉の形となるようです。成...
6月

ヤブガラシ

ヤブガラシ (ブドウ科ヤブガラシ属)【藪枯らし】(Cayratia japonica)「カナムグラ」と並んで、空き地や荒れた道端に生える蔓性雑草の代表のような草ですね。昔、子供のころに多かった荒れた空き地にどこにでもはびこっていました。荒れ...
6月

ナンテン

ナンテン (メギ科ナンテン属)【南天】(学名:Nandina domestica)「難転」の意をもって縁起物とされる南天ですが、個々の花を見るとちょっと「ヒヨドリジョウゴ」の感じにも似ています。ナンテンの赤い実は、各種毒性物質を含んでいます...
6月

タイマツバナ

タイマツバナ (シソ科ヤグルマハッカ属)【松明花】(学名:Monarda didyma)北米原産で、園芸名では一般に属名のモナルダと一括して呼ばれ、別名ベルガモット。同属のよく似た「ヤグルマハッカ」の仲間ですが、ヤグルマハッカよりも矮性で花...
6月

ムラサキカタバミ

ムラサキカタバミ (カタバミ科カタバミ属)【紫片喰】(Oxalis corymbosa)カタバミ類の雑草の中でも大型で、美しいピンクの花をつける南アメリカ原産の帰化植物です。江戸時代末期に観賞用に入ってきたそうで、各地で野生化して群生も多い...
1月

シジュウカラ

シジュウカラ (シジュウカラ科)【四十雀】(Parus minor minor)「スズメ」を別にすれば、野鳥の小鳥の中でももっとも身近な種類ではないでしょうか。冬から春に向けた季節に、木の芽や蕾をついばみながら「ツツピー・ツツピー」と鳴き交...
1月

シロハラ

シロハラ (ツグミ科)【白腹】(学名: Turdus pallidus)「アカハラ」の仲間でよく似ていますが、名の通り腹が白いバージョンです。下くちばしとアイリングが黄色く、背中は薄茶色からオリーブ色です。雄は頭が黒っぽくコントラストが強く...
3月

ツグミ

ツグミ (ツグミ科ツグミ属)【鶇】(学名:Turdus eunomus)たいへんポピュラーな野鳥ですが、日本では冬鳥で、シベリア方面から渡ってきて里や町では真冬によく見られます。わりあい開けた地面に降りてくることが多いので観察しやすい鳥です...
野山の植物

ヨウシュヤマゴボウ

ヨウシュヤマゴボウ (ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属)【洋種山牛蒡】(学名: Phytolacca americana) 別名:アメリカヤマゴボウ人里周辺のどこにでも生える帰化植物です。山地でも林道沿いなどに繁殖していることがあります。全草有毒で...
3月

サンシュユ

サンシュユ (ミズキ科ミズキ属)【山茱萸】(Cornus officinalis)早春に、葉に先立って綺麗な黄色の花をつける落葉木です。「マンサク」や「ロウバイ」などと同時期に似た感じの色の花を咲かせます。この時期の花は黄色いものが多く、昆...
野山の植物

ツルタケダマシ

ツルタケダマシ (テングタケ科テングタケ属)(学名:Amanita spreta)小金井公園の林床にふと眼についたキノコ。いかにもキノコらしく整った姿ですが、「ツバ」と「ツボ」を備え、どうもテングタケ系のような形です。いろいろ調べると、どう...
6月

アオギリ

アオギリ (APG:アオイ科アオギリ属)(旧アオギリ科)【青桐、梧桐】(Firmiana simplex)緑の樹皮が独特で、掌状の葉も特徴的です。また、面白いのは秋に生る実で、まるで葉の縁に豆がくっついたような形で種を飛ばす仕組みになってい...
9月

ハナトラノオ

ハナトラノオ (シソ科ハナトラノオ属)【花虎の尾】(Physostegia virginiana) 別名:カクトラノオ北アメリカ東部原産で、日本へは大正時代に導入された宿根草の園芸植物です。四方に向かって四角錐のかたちに咲くユニークな花が美...

ボタンクサギ

ボタンクサギ (クマツヅラ科)(シソ科)【牡丹臭木】(学名:Clerodendrum bungei)中国原産による園芸植物で、クサギ属ということで個々の花は「クサギ」とほぼ同じです。こんもりと丸まっているのでなかなかインパクトがあります。
野山の植物

ヤブラン

ヤブラン (APG:キジカクシ科ヤブラン属)(ユリ科)【藪蘭】(Liriope muscari)ヤブランは、公園や植栽でどこにでも見られる植物なので、長いこと外来の園芸植物と思っていました。ところが実は日本の山野草だったというのが、ちょっと...
野山の植物

ガクアジサイ

ガクアジサイ (アジサイ科アジサイ属)【額紫陽花】(Hydrangea macrophylla f. normalis)いわゆる「アジサイ」の原種で、「額」の名のように花序の周辺部を「装飾花」が取り囲む形です。もともとの原種は、関東南岸から...
野山の植物

ウワミズザクラ

ウワミズザクラ (バラ科ウワミズザクラ属)【上溝桜】(Padus grayana)まるで「ブラシの木」のような特異な花序ですが、れっきとした日本の桜の仲間です。同属の「イヌザクラ」とよく似ていますが、ウワミズザクラでは花茎に葉がついているの...
6月

ネジバナ

ネジバナ (ラン科ネジバナ属)【捩花】(Spiranthes sinensis var. amoena)  別名:モジズリ(綟摺)およそ気難しい生育条件の多いラン科の中でも、もっともポピュラーに雑草的に生える種類で、形の面白さや色の可愛さで...
6月

キキョウ

キキョウ (キキョウ科キキョウ属)【桔梗】(Platycodon grandiflorus)秋の七草として古典的に親しまれてきた花で日本全国に分布しますが、植えられたものは、どこでも見られるものの、野生のものはほとんどの地域で絶滅危惧種とな...

ヒメリュウキンカ

ヒメリュウキンカ (キンポウゲ科)【姫立金花】(Ranunculus ficaria) 別名:キクザキリュウキンカ「リュウキンカ」といっても、早春の尾瀬に咲く「リュウキンカ」とは違い、これは英国原産の園芸品。日本のリュウキンカは水辺や湿原に...

コバンソウ

コバンソウ (イネ科コバンソウ属)【小判草】(Briza maxima)明治時代に観賞用に導入されたヨーロッパ原産の帰化植物です。現在では、空き地や公園などに普通に見られる雑草となっています。何処にでも生える雑草ですが、特徴的な小判型の穂が...

ノハカタカラクサ(トキワツユクサ)

ノハカタカラクサ (ツユクサ科ムラサキツユクサ属)【野博多唐草】(Tradescantia fluminensis) 別名:トキワツユクサ(常磐露草)南アメリカ原産の帰化植物で要注意外来生物指定。神保町の歩道にも、毎年あちこちに増えている気...
野山の植物

ホトケノザ

ホトケノザ (シソ科オドリコソウ属)【仏の座】(Lamium amplexicaule)早春の里や街の「雑草」の代表ですが、細かい花もよく見るととても綺麗ですね。花期は初夏まで長く、晩秋の返り咲きもよく見られるようです。春の「七草粥」の「春...
6月

オオバジャノヒゲ

オオバジャノヒゲ (APG:キジカクシ科ジャノヒゲ属)(ユリ科)【大葉蛇の鬚】(学名:Ophiopogon planiscapus)庭や公園によく植えられる「ジャノヒゲ」よりも大きく、花軸が木の枝のようなこげ茶色。個々の花はユリ科らしい花だ...
野山の植物

セリバヒエンソウ

セリバヒエンソウ (キンポウゲ科)【芹葉飛燕草】(Delphinium anthriscifolium)小さな丈で繊細な葉と淡い紫で、いかにも日本の山野草という清楚な感じですが、外来種。明治時代に中国から渡来の帰化植物で、キンポウゲ科お約束...