ツルタケダマシ (テングタケ科テングタケ属)
(学名:Amanita spreta)
小金井公園の林床にふと眼についたキノコ。
いかにもキノコらしく整った姿ですが、「ツバ」と「ツボ」を備え、どうもテングタケ系のような形です。
いろいろ調べると、どうも「ツルタケダマシ」と「タマゴテングタケモドキ」がよく似ています。
ただし、「タマゴテングタケモドキ」はひだが赤みがかった色となるそうで、本種の笠裏は普通に白かったので、「ツルタケダマシ」と思われます。
アマトキシン毒素、および溶血性タンパクを含む毒キノコで、毒は煮ても焼いても熱分解されないとのことです。
しかも、中毒時には腹痛嘔吐下痢はもちろん、恐ろしいことにそれらが一旦治まった後に腎臓肝臓などの細胞が破壊され、最悪腎不全や急性肝炎になるそうです。
これは、この仲間の代表格である「ドクツルタケ」と同様の中毒パターンです。