ヤブガラシ (ブドウ科ヤブガラシ属)【藪枯らし】
(Cayratia japonica)
「カナムグラ」と並んで、空き地や荒れた道端に生える蔓性雑草の代表のような草ですね。
昔、子供のころに多かった荒れた空き地にどこにでもはびこっていました。
荒れた空き家などにもよく生えていたので、俗称の「ビンボウカズラ」という名もそのとおりという感じです。
花に虫が集まるので、都市部での昆虫採集の狙い目でもありました。
この小さな花は薄緑の花弁が4枚つきますが、咲いてすぐ取れてしまうので見ることは少ないようです。
花盤にもつ蜜が多いので各種の虫が集まるようです。
葉は5枚の小葉が1セットになっています。
北海道南部以南のほぼ全国に分布し、帰化植物ではなく在来種です。