奥日光

オオアワガエリ

オオアワガエリ (イネ科アワガエリ属)【大粟還】(Phleum pratense) チモシーグラス明治時代に牧草として導入されたヨーロッパ原産の草で「チモシー」と呼ばれています。今では全国に帰化していて、体験性のある北方系の植物ゆえに亜高山...
7月

イケマ

イケマ (キョウチクトウ科イケマ属)【生馬】(Cynanchum caudatum)全国の山地の沢沿いや湿った林縁に群生する蔓植物です。尖った心形の大きな葉が茂った上に、白いボール型の花序をつけます。花は5裂した淡緑白色の花冠の内側に、真っ...

ヒメナミキ

ヒメナミキ (シソ科タツナミソウ属)【姫浪来】(Scutellaria dependens)湿原や湿地に生える「タツナミソウ」の仲間ですが、他の普通のタツナミソウの仲間や「ナミキソウ」と較べると驚くほど小さな花です。葉腋に2個づつ同方向を向...
山岳の植物

クロイチゴ

クロイチゴ (バラ科キイチゴ属)【黒苺】(Rubus mesogaeus var. mesogaeus)全国の山地に広く分布する木イチゴで、つる状に生長し高さ1-1.5mほどになります。茎には白い軟毛と刺があり、葉は3出複葉から奇数羽状複葉...
7月

コウリンタンポポ

コウリンタンポポ (キク科ヤナギタンポポ属)【紅輪蒲公英】(Pilosella aurantiaca)ヨーロッパ原産の帰化植物で、北海道に多く、本州では中部地方以北に多いようです。日本へは明治中期ごろに観賞用として渡来したようです。繁殖力が...
7月

ミツモトソウ

ミツモトソウ (バラ科キジムシロ属)【水元草】(Potentilla cryptotaeniae) 別名:ミナモトソウキジムシロ属ということで、「キジムシロ」や「ツルキンバイ」「ミツバツチグリ」などとよく似た花を咲かせますが、それらの花期と...
6月

ホザキシモツケ

ホザキシモツケ (バラ科シモツケ属)【穂咲下野】(Spiraea salicifolia)小さなピンクの花が密集する「シモツケ」の花序が、円錐形の花穂となったかたちの背の低い落葉低木です。もふもふの尻尾みたいな花です。淡紅色の個々の花は5枚...
タテハチョウ科

ミスジチョウ

ミスジチョウ (タテハチョウ科ミスジチョウ属)【三筋蝶】(Neptis philyra)こげ茶の地色に3本の白い筋をもつ「元祖」ミスジチョウ。近縁の「コミスジ」などによく似ていますが、最初の白帯が直線的で途切れず、やや大きめです。また、コミ...
7月

オオヤマオダマキ

オオヤマオダマキ (キンポウゲ科オダマキ属)【大山苧環】(Aquilegia buergeriana var. oxysepala)「ヤマオダマキ」の変種で、全国の山地の林縁に自生します。ヤマオダマキとほぼ同様で特に大きいわけでもありません...
6月

オニノヤガラ

オニノヤガラ (ラン科オニノヤガラ属)【鬼の矢柄】(Gastrodia elata)葉緑素を持たず、自らの光合成は一切行なわない菌従属栄養植物。ときに樹木に病気を起こす木材腐朽菌であるナラタケ類から栄養を得ています。大きいものでは120cm...

ヒロハヤマトウバナ

ヒロハヤマトウバナ (シソ科トウバナ属)【広葉山塔花】(Clinopodium multicaule var. latifolium)「ヤマトウバナ」の変種で、葉が広めで大きめのもの。葉の広さは個体差が大きく程度の問題なので同定の決め手には...
6月

ミズチドリ

ミズチドリ (ラン科ツレサギソウ属)【水千鳥】(Platanthera hologlottis) 別名:ジャコウチドリ「ツレサギソウ」の仲間の野生蘭で、似たような花序ですが、花色が純白で唇弁が長く伸びず普通の花弁のような形です。穂状の花序は...
2月

キセキレイ

キセキレイ (スズメ目セキレイ科)【黄鶺鴒】(Motacilla cinerea)山や高原の渓流やその周りで見られ、冬には里の方に降りてきていて、綺麗な黄色が目立ちます。「ハクセキレイ」や「セグロセキレイ」などと同様の感じですが、ややスリム...
野山の植物

ホソバノヨツバムグラ

ホソバノヨツバムグラ (アカネ科ヤエムグラ属)【細葉の四葉葎】(Galium trifidum subsp. columbianum)全国の里山から亜高山まで分布し、湿地や湿原に生育します。ヨツバムグラと言いながら、輪生する葉は4~6枚にま...
7月

シロバナウツボグサ

シロバナウツボグサ (シソ科ウツボグサ属)【白花靫草】(Prunella vulgaris subsp. asiatica f. leucocephala)「ウツボグサ」は、紫色の花をつけますが、その白花品種です。山野から高原の草地や湿地に...
6月

トモエソウ

トモエソウ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【巴草】(学名:Hypericum ascyron)野生のオトギリソウの仲間のうち最大の花をつけ、「ビヨウヤナギ」などに似た目立つ花です。花弁が一方に歪んで回転対称となるため「巴」の名となっていま...
高山植物

クルマユリ

クルマユリ (ユリ科ユリ属)【車百合】(Lilium medeoloides)夏山の緑の茂みの中に、濃オレンジ色の花がとてもよく目立ちます。同属の「コオニユリ」とたいへん良く似ていますが、車という名のように葉が輪生となっている点が特徴です。...
9月

イワガラミ

イワガラミ (アジサイ科イワガラミ属)【岩絡み】(Schizophragma hydrangeoides)「ツルアジサイ」に似た蔓性のあじさい類ですが、装飾花が一枚というところが特徴です。蔓といっても、巻き付く蔓ではなく、吸着型の蔓なので岩...
5月

サメビタキ

サメビタキ (スズメ目ヒタキ科)【鮫鶲】(学名:Muscicapa sibirica)亜高山帯の針葉樹林に夏鳥として生息します。よく似たコサメビタキよりも高いところにいるようです。

アカヤシオ

アカヤシオ (ツツジ科ツツジ属)【赤八汐】(Rhododendron pentaphyllum var. nikoense)一般に「ヤシオツツジ」と呼ぶ場合、この「アカヤシオ」のことが多いですが、「シロヤシオ」、「ムラサキヤシオ」と総称して...
6月

トウゴクミツバツツジ

トウゴクミツバツツジ (ツツジ科ツツジ属)【東国三葉躑躅】(Rhododendron wadanum)ミツバツツジの仲間は各地に意外といろいろあるようですが、関東の高めの山地代表がこの東国ミツバツツジです。北関東以北では、「トウゴクミツバツ...
大雪山

バイケイソウ

バイケイソウ (APG:シュロソウ科シュロソウ属)(ユリ科)【梅蕙草】(Veratrum oxysepalum var. oxysepalum) 別名:エゾバイケイソウ北海道、本州、四国、九州の山地から亜高山帯にかけての林内や湿った草地に分...
野山の植物

マユミ

マユミ (ニシキギ科ニシキギ属)【檀、真弓】(Euonymus hamiltonianus)材木を弓の材料にしたということで名前の語源となった落葉低木です。鳥が好む秋の派手な実が有名ですが、花はたいへん地味で変わった十字型。秋の紅葉も綺麗で...
高山植物

イブキトラノオ

イブキトラノオ (タデ科イブキトラノオ属)【伊吹虎の尾】(Bistorta major var. japonica)高山のお花畑にも多く咲きますが、低いところにも咲き、山地性ではありますが垂直分布が広いので純粋な高山植物とはいえないようです...
6月

オニシモツケ

オニシモツケ (バラ科シモツケソウ属)【鬼下野】(Filipendula camtschatica)木の「シモツケ」ではなく、草の「シモツケソウ」の仲間ですが、灌木のように大きくなります。掌状の葉も、プラタナスのように大きくなり、「オニ」の...
6月

ヤマオダマキ

ヤマオダマキ (キンポウゲ科オダマキ属)【山苧環】(Aquilegia buergeriana)嫋やかな独特の存在感で、山の林下の草原やヤブ脇に咲いています。園芸品のオダマキよりも渋い雰囲気で、いかにも和花という感じがします。5枚の紫褐色の...