ヒメナミキ (シソ科タツナミソウ属)【姫浪来】
(Scutellaria dependens)
湿原や湿地に生える「タツナミソウ」の仲間ですが、他の普通のタツナミソウの仲間や「ナミキソウ」と較べると驚くほど小さな花です。
葉腋に2個づつ同方向を向いた、7mmほどの小さな唇形花をつけます。
花は白色または僅かに紫色を帯び、下唇弁の内側には淡紫色の斑点があります。
萼片の上部に半円形の突起があり、花冠の外側を含め微毛が生えています。
葉は丸みのある三角形で、1対から数対の鋸歯があります。
北海道、本州、九州の湿地に分布します。
25の府県で絶滅危惧指定されています。