トモエソウ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【巴草】
(学名:Hypericum ascyron)
野生のオトギリソウの仲間のうち最大の花をつけ、「ビヨウヤナギ」などに似た目立つ花です。
花弁が一方に歪んで回転対称となるため「巴」の名となっています。
どういうメカニズムで花弁が曲がるのか判りませんが、巴の向きが左右どちら回りになるかは、特に決まっていないようです。
葉は披針形で、上から見ると十字対生になるのもビヨウヤナギ同様です。
全国の湿地や草原に広く分布しますが、やや稀な花で、全国20県以上で絶滅危惧指定。