バイケイソウ (APG:シュロソウ科シュロソウ属)(ユリ科)【梅蕙草】
(Veratrum oxysepalum var. oxysepalum) 別名:エゾバイケイソウ
北海道、本州、四国、九州の山地から亜高山帯にかけての林内や湿った草地に分布します。
高山植物として有名な「コバイケイソウ」よりも、草丈も花序も大型で、緑白色の花も大型です。
丸い大きな葉には平行脈が目立ちます。
花は6枚の花被片をもち縁は細かいギザギザに縮れています。
6本の雄蕊があり柱頭の先端は3裂します。
全草有毒で、誤食するとかなり激しい中毒となります。
鹿も嫌うので最近増えているようです。
北海道では「コバイケイソウ」は少なく、大雪山ではほとんどがバイケイソウだそうである。
元来、バイケイソウと「ミヤマバイケイソウ」を区分する見方と分けない見方があるようだ。
大雪山のものを「ミヤマバイケイソウ」と分ける説もあり、さらに「エゾバイケイソウ」とする説もあり、よく判らない。