オオアワガエリ (イネ科アワガエリ属)【大粟還】
(Phleum pratense) チモシーグラス
明治時代に牧草として導入されたヨーロッパ原産の草で「チモシー」と呼ばれています。
今では全国に帰化していて、体験性のある北方系の植物ゆえに亜高山の高原などにも侵入し、要注意外来生物とされているようです。
直立した茎先に円柱形の花穂をつけ、平たい小穂が密について尖った芒が目立ち、淡黄色の葯と白く樹状に分岐した柱頭が出ています。
風媒花であり、「カモガヤ」と並んで夏の花粉症の原因とされています。