チャルメルソウ (ユキノシタ科チャルメルソウ属)【哨吶草】
(Mitella furusei var. subramosa)
関東で見られるチャルメルソウ類は全て「コチャルメルソウ」ですが、これは「コ」も「オオ」もつかないチャルメルソウです。
本州の福井県・滋賀県・三重県以西と、四国、九州の一部に分布し渓流沿いの湿った岩場などに生育します。
コチャルメルソウよりも大柄で、花序の花数も20個以上と多く、花は下から咲き上がってゆきます。
葉は卵型で基部は深く心形で、不揃いの鋸歯が有り先端は鈍く尖ります。
葉の裏面は紅紫色を帯びて両面とも毛深く、花茎下部には長毛が、上部には腺毛がびっしり生えています。
花は赤みを帯びて、コチャルメルなどよりもむしろコンパクトに見えますが、これは萼裂片が三角に前に突き出し、花弁は開出せず逆に後ろに反り返るためのようです。
この独特の花型が当種の識別点ともなります。
5本の花弁は3-5裂し、雄しべは5個あります。
花からは独自の匂い物質を出し、キノコバエ科の1種類だけのキノコバエが引き寄せられ花粉を運ぶそうです。

2026/04/13 三重県赤目四十八滝

2026/04/13 三重県赤目四十八滝

2026/04/13 三重県赤目四十八滝

2026/04/13 三重県赤目四十八滝

2026/04/13 三重県赤目四十八滝

