カヤ (イチイ科カヤ属)【榧】
(Torreya nucifera)
南東北以南から屋久島までの山地に生育する針葉樹です。
葉は平たく尖って平面的に生えます。
油分の多い樹で木材は碁盤や将棋盤として重用され、実はアク抜きして食用になるほか灯火の油をとるのに使われていました。
成長の遅い樹だそうで、寺社に残る巨木は樹齢の古いものが多いようです。
モミの木に似ていますが、葉先が2裂せず尖っているところが違います。
あきる野市 広徳寺の大カヤ
東京都天然記念物 樹高24.45m、幹囲5.35m
多摩地方最大のカヤノキだそうです。
東村山市指定天然記念物 梅岩寺のカヤ
目通り幹囲5m、高さ約25m。
樹令はおおむね600年とされています。