オオモミジガサ (キク科オオモミジガサ属)【大紅葉傘】
(Miricacalia makinoana) 別名:トサノモミジソウ
「モミジガサ」にそっくりですが、「オオモミジガサ属」という、これ一種だけの別属となっています。
掌状に9-11裂する葉の形はよく似ていますが切れ込みが浅く、筒状花の花冠が黄色いこと、総苞の基部に6-7枚の苞葉があり、茎や葉が毛深い点などが異なります。
本州の福島県以南、四国、九州に分布する日本固有種で、山地のブナ帯などの湿った薄暗い林下に生育します。
学名の「makinoana」は、牧野富太郎への献名です。