カヤツリグサ (カヤツリグサ科カヤツリグサ属)【蚊帳吊草】
(Cyperus microiria)
全国どこにでもある田畑の雑草で、まさに名実ともに数多いカヤツリグサ科の代表みたいなものです。
兄弟分ともいえる「コゴメガヤツリ」とよく似ていて、一緒に茂っていることも多いですが、コゴメガヤツリが若干湿った田んぼ周りなどに多いのに比べて、カヤツリグサは畑や路傍などちょっと乾き気味のところを好むようです。
三角柱の茎の先に長い苞葉を分け、その間に線香花火のような花序をつけます。
小穂は軸に斜めに開出して生え、鱗片が開き気味につき、先が尖っています。