タマゴタケ （テングタケ科）【卵茸】
（Amanita caesareoides）
2021/08/25 狭山丘陵
鮮やかな色合いと堂々と目立つ姿で、「ベニテングタケ」と並んで派手なキノコですね。
「テングタケ」「ベニテングタケ」を代表に毒キノコが居並ぶテングタケ科の仲間の中に有って、たいへん有用な食用種として圧倒的ファンをもつキノコです。
ただし、壊れやすく傷みやすいため商業的に流通はしていないので、キノコ狩りや山歩きをしない人にはあまり知られていないかもしれません。
子実体の出始めの幼体では、卵のような白い皮膜を破って赤い卵のような幼菌の傘が出てきます。
大きく開いた傘にははっきりと条線があります。
はっきりとした「つば」と「つぼ」を備える点など、いかにもテングタケ類の毒キノコっぽさを備えていますが、軸が白でなくまだらなオレンジ色であるのが特徴です。
とはいえ、典型例の個体ばかりではなく、特に色が薄い場合は「タマゴタケモドキ」など似て非なる毒キノコの可能性があるので厳重注意です。
2021/08/25 狭山丘陵
