テングクワガタ (オオバコ科クワガタソウ属)(ゴマノハグサ科)【天狗鍬形】
(Veronica serpyllifolia subsp. humifusa)
「クワガタソウ」の仲間の在来種で、中部地方以北~北海道に分布し、山地から亜高山帯の沢沿いや湿った林縁などに生育します。
ヨーロッパ原産で日本に帰化している「コテングクワガタ」を分類上の母種として、その亜種としての扱いとなります。
地面を這うように広がり、茎が立ち上がって10-20個の花をつけ、4裂した花は下の裂片が小さく、青みを帯びた白色で紫の条があります。
「オオイヌノフグリ」などと同様に、雄蕊は2個、雌蕊は1個です。
コテングクワガタと非常によく似ていますが、茎や萼片全体に腺毛がたくさん生えています(コテングはほぼ無毛)。
山形県:絶滅危惧ⅠB類(EN)
福島県:絶滅危惧種Ⅱ類(VU)
群馬県:絶滅危惧ⅠB類(EN)
新潟県 :絶滅危惧Ⅱ類(VU)
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】