テイショウソウ (キク科モミジハグマ属)【禎祥草】
(Ainsliaea cordifolia)
薄暗い林下に、カンアオイのような色合いと雰囲気で生える葉は、よく見ると独特の角張りかたで尖った感じ。
斑入りの葉を裏返してみると、濃い斑の部分が紫色を帯びています。
秋にはモミジハグマ属らしい細長くよじれた花弁の花を細長い花茎にたくさんつけます。
小花は「キッコウハグマ」や「オクモミジハグマ」などと同様、3個の花が1セットになっています。
関東南部以西から近畿までの太平洋側、四国の分布です。
場所によっては絶滅危惧種。