巨樹

野山の植物

マルバクスノキ

マルバクスノキ (クスノキ科ニッケイ属)【丸葉楠木】(Cinnamomum camphora var. cyclophyllum) 別名:マルバグス「クスノキ」の変種とされ、通常のクスノキに比べ葉の形が顕著に丸いものです。牧野富太郎氏が調査...
10月

ブナ

ブナ (ブナ科ブナ属)【山毛欅】(Fagus crenata)日本の自然度の高い山での落葉広葉樹の代表のような樹木です。北海道南部から鹿児島県までの山地に広く分布し、本州では概ね600~1,600mぐらいの垂直分布とされています。ブナの森は...
野山の植物

カヤ

カヤ (イチイ科カヤ属)【榧】(Torreya nucifera)南東北以南から屋久島までの山地に生育する針葉樹です。葉は平たく尖って平面的に生えます。油分の多い樹で木材は碁盤や将棋盤として重用され、実はアク抜きして食用になるほか灯火の油を...
12月

クスノキ

クスノキ (クスノキ科ニッケイ属)【樟、楠】(Cinnamomum camphora)東海・東南海地方、四国、九州に分布する暖地系の照葉樹で、史前帰化植物とされています。そのため、九州以外では山奥に生育することは少なく、野生の分布は太平洋側...
12月

モミ

モミ (マツ科モミ属)【樅】(Abies firma)秋田県以南に自生し、ときに照葉樹林にも混生する、わりあい温暖性の針葉樹です。同属には「トドマツ」「シラビソ」や「オオシラビソ」など亜高山性や北方系のものが多い中で、モミは屋久島にまで分布...

クロマツ

クロマツ (マツ科マツ属)【黒松】(Pinus thunbergii) 別名:オマツいわゆる白砂青松といわれる海岸風景に欠かせない松の木で、本州以南に分布しますが、古くから植栽されているので本来の細かい分布はよく分からないようです。どちらか...
12月

イチョウ

イチョウ (裸子植物イチョウ科イチョウ属)【銀杏】(学名:Ginkgo biloba)日本中、どこにでもあり、街中でも毎日のように目にする樹木なので普段感じることも考えることもありませんが、じつはイチョウはたいへんレアな植物です。原産地は中...
野山の植物

スギ

スギ (ヒノキ科スギ属)【杉】(Cryptomeria japonica)日本では誰にとっても最も身近な針葉樹のひとつですが、本州から屋久島まで分布する日本固有種です。ただし、秋田杉や北山杉など、日本海側の天然杉は「アシウスギ(var. r...
野山の植物

スダジイ

スダジイ (ブナ科シイ属)(Castanopsis sieboldii)照葉樹林の植物を代表する「椎ノ木」です。暖地性の植物のため、南東北あたりが分布の北限となっています。丈夫な樹種であるため、しばしば大木となります。この樹は白金自然教育園...
9月

トチノキ

トチノキ (ムクロジ科トチノキ属)【栃の木】(Aesculus turbinata)山地の沢沿いや湿気の多いところに生育して大木になる樹木です。「ホオノキ」に似た掌状の大きな葉をつけますが、全縁のホオノキと違い丸っこい鋸歯があり葉脈がくっき...
山岳の植物

ヒノキ

ヒノキ (ヒノキ科ヒノキ属)【檜、桧】(Chamaecyparis obtusa)高級材として誰もが知るヒノキは、実は日本と台湾だけの特産種だそうです。寺社建築とか檜皮葺とか、日本の樹木文化を支える木ですね。伊勢神宮の遷宮や、皇室関連の材と...
9月

ケヤキ

ケヤキ (ニレ科ケヤキ属)【欅】(学名: Zelkova serrata)関東では、およそ一番身近に存在する巨樹といえばケヤキでしょう。街道沿いの街路樹から、学校、公園、神社仏閣、屋敷森などで巨樹を見ることができます。東村山市天然記念物「万...
6月

カツラ

カツラ (カツラ科カツラ属) 【桂】(Cercidiphyllum japonicum)山では、沢沿いでよく見ます。樹皮の凹凸がねじれるようになっていることが多いですが、必ずなっているわけでもなさそうです。まん丸い葉が特徴的で、落ち葉は甘く...
6月

メタセコイア

メタセコイア (ヒノキ科メタセコイア属)(学名:Metasequoia glyptostroboides) 別名:アケボノスギメタセコイアは、公園などで各地に植えられ、結構どこにでもある針葉樹です。しかしこれは、戦前に化石として発見され、日...