ノミノツヅリ (ナデシコ科ノミノツヅリ属)【蚤の綴り】
(Arenaria serpyllifolia)
道路の脇や荒地などの乾燥したところに生える雑草で、たいへん細く細かい植物ですが、よく分岐するのでごちゃごちゃしたミニ茂みとなります。
白い小さな花は2-3mm程度しかなく、ハコベ類に似ますが5弁花で分かれません。
また、尖った萼片が花弁よりも少し長く突き出ます。
葉も小さく、6-7mmの尖った卵型、萼片や茎には短い毛が生えます。
名前の似ている「ノミノフスマ」は花弁が2裂して大きく、田んぼなど湿ったところに生えます。
全体に腺毛が多い「ネバリノミノツヅリ」という帰化植物が増えていて、在来種と混ざっているようです。