タカネミミナグサ

タカネミミナグサ (ナデシコ科ミミナグサ属)【高嶺耳菜草】
(Cerastium rubescens var. koreanum f. takedae) 別名:ホソバミミナグサ

タカネミミナグサ

2015/08 仙丈岳

「ハコベ」の仲間に近縁の「ミミナグサ」の高山種で、北海道の一部と北アルプスに分布します。

高山植物のミミナグサには、「タカネミミナグサ」「クモマミミナグサ」「ミヤマミミナグサ」の3種があります。

南アルプスには花弁が2回2裂以上に細裂した「ミヤマミミナグサ」しか分布しないということになっているようですが、これは仙丈岳の2600mぐらいのところに生育していたもので、どう見ても「ミヤマ」ではありません。

といって、「クモマ」は北アルプス北部限定とされ、花弁がやや丸っこく茎が褐色になるようなので違いそうです。

WEB上で調べてみると、わずかに八ヶ岳での観察例や北岳での撮影例があったので、実際には「タカネミミナグサ」は北アルプス以外、南アルプス北部や八ヶ岳にも少ないながら分布しているようです。

環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類(VU)



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