ナミキソウ

ナミキソウ (シソ科タツナミソウ属)【浪来草】
Scutellaria strigillosa

ナミキソウ

2023/06/29 箱根湿性花園

全国の海岸沿いの草原や砂地に分布するタツナミソウの仲間です。

海岸性らしく葉が厚めで毛っぽく小さめで、ちょっと「コバノタツナミソウ」に似ています。

タツナミソウの仲間としてはシンプルで、穂状の花序を作らず、対生の葉腋に1個づつ、つまり一段に一対づつの花をつけます。

花の形はタツナミソウそのものですが、唇弁は平らで中央部が白っぽくなっており、紫の斑点は出ないようでママコナなどにちょっと似ています。

海岸の開発が進む中、全国広い範囲で絶滅危惧のところが多く、千葉や大阪、高知では絶滅となっています。

近似種に帰化植物の「セイタカナミキソウ」があります。

ナミキソウ

2020/06/18 都立薬用植物園

ナミキソウ

2020/06/18 都立薬用植物園

ナミキソウ

2020/06/18 都立薬用植物園

ナミキソウ

2023/06/29 箱根湿性花園

ナミキソウ

2023/06/29 箱根湿性花園

ナミキソウ

2018/07 駒ヶ根市野草園


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

タイトルとURLをコピーしました