マルバルコウ (ヒルガオ科サツマイモ属)【丸葉縷紅】
(Ipomoea coccinea) マルバルコウソウ
日当たりのよいところで、他の植物に絡まって伸びるつる植物です。
朝顔のミニチュアのような朱赤の花は綺麗ですが、繁殖力が強いので畑の作物などに被害をもたらすことがあります。
関東から西の地方で繁殖しています。
北米からの帰化植物で、国立環境研究所 侵入生物データベースによると、嘉永年間(1848~1854頃)に観賞用として導入とあります。
幕末から明治のハイカラ趣味で各地に流行ったのかもしれませんね。
同属の「ルコウソウ」は葉が全く異なり細かく切れ込んだものとなります。
千代田区・九段下の歩道脇の植え込み上にやたら繁茂していました。
誰かが植えたのか、野生として発生したのか?
荒れた路側帯に茂る、マルバルコウに実がついていました。
同類だけに、アサガオの実によく似ています。