季節別

ハイノキ

ハイノキ(ハイノキ科)【灰の木】 (Symplocos coreana) 都会の中のビルの植栽。 南方系の常緑樹ですが、いわゆる「照葉樹」というには、葉がわりあい薄く柔らかく広葉樹的です。 あまり見たことがあるようなないような、特徴のない樹...
6月

カシワバアジサイ

カシワバアジサイ (アジサイ科アジサイ属)【柏葉紫陽花】 (学名:Hydrangea quercifolia) 北アメリカ原産のアジサイで、園芸品種として最近増えてきました。 名前の通り、「カシワ」の葉に似ているので「カシワバ」。 たいへん...
6月

レンゲツツジ

レンゲツツジ (ツツジ科ツツジ属)【蓮華躑躅】 (Rhododendron molle subsp. japonicum) 各地の初夏の高原の名物となっています。 明るく開けた場所に手頃な高さのかたまりに収まって茂るので、とても闊達な風景に...
10月

ノアサガオ

ノアサガオ (ヒルガオ科)【野朝顔】 (学名:Ipomoea indica) 別名:琉球アサガオ 神保町の空き地に、10月だというのに異常に元気に咲くアサガオ。 葉をよく見るとハート型で、花も葉も、アサガオの薄く弱々しい印象がありません。 ...

コリウス

コリウス (シソ科) (学名:Solenostemon scutellarioides) 別名:キンランジソ(金襴紫蘇)、ニシキジソ(錦紫蘇) 西神田公園の入り口に植えられた、斑入りの縮れた感じの葉が特徴的なシソ科らしき草花。 葉の大きさや...
6月

エゾノギシギシ

エゾノギシギシ (タデ科ギシギシ属) (Rumex obtusifolius) 別名「ヒロハギシギシ」 小金井公園にスイバのような草があったのでよく観察すると、たいへん小さな赤玉をたくさん発見。 「ギシギシ」のようですが、赤玉が面白かったの...
6月

オリヅルラン

オリヅルラン (APG:キジカクシ科)(ユリ科)【折鶴蘭】 (Chlorophytum comosum) 神保町の植栽の中に見慣れない白花を発見。 茎がびよーんと伸びた先に花と葉があります。 どうやら、オリヅルランがツツジの中に野生化してい...

ヒメコウホネ

ヒメコウホネ (スイレン科コウホネ属)【姫河骨】 (学名:Nuphar subintegerrimum) 日本固有種で、普通の「コウホネ」より小さく、葉が水面から出ずに浮いているのが特徴だそうです。 ちょうどこれから咲き始めというところです...

マツバウンラン

マツバウンラン (APG:オオバコ科マツバウンラン属)(ゴマノハグサ科)【松葉海蘭】 (Nuttallanthus canadensis) 淡い紫色とたおやかな姿で、日本的な感じがしますが外来種。 1980年代から目立つようになったといわれ...
6月

タイサンボク

タイサンボク (モクレン科モクレン属)【泰山木】 (学名:Magnolia grandiflora) 公園樹としてはポピュラーな北米原産の常緑樹です。 初夏の白い花は大きく見栄えがするので人気があります。 かなりな大木に成長し、皇居東御苑に...
野山の植物

ヒメシャラ

ヒメシャラ (ツバキ科ナツツバキ属)【姫沙羅】 (Stewartia monadelpha) 「ナツツバキ」と同類ですが、小ぶりでシンプル。 太平洋側に分布する日本特産種だそうです。 照葉樹林の中でも目立つ、独特の赤茶色の幹が特徴的で、伊豆...
9月

アカボシゴマダラ

アカボシゴマダラ(タテハチョウ科) (Hestina assimilis) もともと、この蝶は日本では、ほぼ奄美大島だけにいるはずなのですが、2000年ごろから突如関東地方で見られるようになりました。 ツマグロヒョウモンのように、長年かけて...

ベニバナトチノキ

ベニバナトチノキ (ムクロジ科トチノキ属)(トチノキ科) (Aesculus x carnea) 北米原産のアカバナトチノキとヨーロッパ原産のマロニエの雑種ということです。 木の上に咲く大きな花序は、かなり眼を引きます。 【Youtube ...

シラユキゲシ

シラユキゲシ (ケシ科)【白雪芥子】 (学名 Eomecon chionantha) 中国原産の園芸植物で、なかなか綺麗ではあるが、猛烈な繁殖力をもつため帰化植物となりつつあるらしい。 耐寒性・耐暑性・耐陰性ということで、たいへん丈夫で、地...

テイカカズラ

テイカカズラ (キョウチクトウ科テイカカズラ属)【定家葛】 (Trachelospermum asiaticum) 神保町でテイカカズラの生け垣がいっぱい咲いていました。 朝通ったときは風もあって香りには気づかなかったので、帰りに通ってみま...

トキワナズナ

トキワナズナ (アブラナ科イベリス属) (Iberis sempervirens) 公園の植栽にて。 地中海地方原産の園芸種「イベリス」。 アブラナ科なので4弁花なのですが、それが場所によって不均等に曲がって全体がまとまった花の形になってい...

クワガタスミレ

クワガタスミレ【鍬形菫】(スミレ科) (Viola palmata var. triloba) 花は普通にスミレですが、葉が異様です。 人の手形のように分岐した、妙につるんとした葉。 アメリカ原産の園芸帰化種、アメリカスミレサイシンと他のス...

タチツボスミレ

タチツボスミレ (スミレ科スミレ属) 【立坪菫】 (Viola grypoceras) 日本で一番普通に、そして数多く存在するスミレ。 いわゆる「スミレ」よりもはるかに多く、おそらく日本のスミレの個体数の半数以上を占めるのでは、とも言われて...
3月

フモトスミレ

フモトスミレ (スミレ科スミレ属) 【麓菫】 (学名:Viola sieboldi) かなり小型のスミレで、わりあい乾いた林の道わきや林縁にあります。 とても小さいので見落としがちですが、花色は白と紫で、気がつけばかなり目立つ花です。 葉の...
野山の植物

アメリカスミレサイシン(プリケアナ)

アメリカスミレサイシン(ソロリア・プリケアナ)(スミレ科) (Viola sororia 'Priceana') 「アメリカスミレサイシン」の園芸品種。 これも一部野生化している。 いかにも園芸種っぽいので、野山で見つけると何とはなしの違和...

アメリカスミレサイシン

アメリカスミレサイシン(スミレ科)【亜米利加菫細辛】 (Viola sororia) スミレの園芸帰化種の中でも、パピリオナケア(papilionacea)という品種の、最もどこにでもある種類。 北米東部原産で、明治時代以降に園芸品として輸...

ドウダンツツジ

ドウダンツツジ (ツツジ科ドウダンツツジ属)【灯台躑躅】 (学名 Enkianthus perulatus) スズランのような小さな白い花の可愛さで植木に多いですが、自生のものは関東以西の岩山に生えるそうです。 山野の自生の木は意外と少ない...

ウケザキクンシラン

ウケザキクンシラン (ヒガンバナ科)【受け咲き君子蘭】 (学名:Clivia miniata) とあるビルの入口にあった、やたらゴージャスなクンシラン(君子蘭)。 ところが、正式な「クンシラン」は別種で、正しくは「ウケザキクンシラン(受け咲...
3月

ヒメウズ

ヒメウズ (キンポウゲ科ヒメウズ属)【姫烏頭】 (Semiaquilegia adoxoides) オダマキに似た形の白い花をつけるが、ものすごく小さいので判りにくい。 むしろ、キンポウゲ科らしい特徴的な葉のほうが見つけやすいかもしれない。...
野山の植物

オオバキスミレ

オオバキスミレ (スミレ科スミレ属)【大葉黄菫】 (Viola brevistipulata) 日本の黄色いスミレは基本的に北方系で、これもそういった種類ですが、寒冷地でもむしろ豪雪地に特化したスミレです。 名前の通りとても大きな葉で、早春...
3月

シロバナナガバノスミレサイシン

シロバナナガバノスミレサイシン (スミレ科スミレ属)【白花長葉の菫細辛】 (Viola bissetii form. albiflora) 「ナガバノスミレサイシン」の白花型。 ただし、ナガバノスミレサイシンは白っぽい花が多く、限りなく白花...
野山の植物

セツブンソウ

セツブンソウ  (キンポウゲ科セツブンソウ属)【節分草】 (Eranthis pinnatifida) 関東以西に分布し、落葉樹林の半日蔭などに生える小さな草で日本固有種です。 「節分」の名前の通り、まだ春浅い季節に白い花を一輪づつ咲かせま...
6月

トクサ

トクサ (シダ植物トクサ科トクサ属)(砥草、木賊) (Equisetum hyemale) 日本庭園や坪庭などに植えられることが多く、ちょっと異彩を放つ植物です。 この節がすぽんと抜けるのが面白くて、子供のころ近所の庭のを抜きまくって叱られ...
野山の植物

ソシンロウバイ

ソシンロウバイ (ロウバイ科ロウバイ属)【素心蝋梅】 (Chimonanthus praecox f. concolor) 「ロウバイ」は中国原産「ロウバイ科」の木ですが、公園などで多く栽培されているのは「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」がほと...
3月

アセビ

アセビ (ツツジ科アセビ属)【馬酔木】 (Pieris japonica) 所沢・航空記念公園にアセビがずっと植えられた小道があります。 この季節、まだ蕾は固く小さいのですが、青い蕾の株と赤い蕾の株があります。 白花と赤花の違いなのか? ど...
野山の植物

キダチチョウセンアサガオ

キダチチョウセンアサガオ(エンゼルトランペット) (ナス科キダチチョウセンアサガオ属) (Brugmansia suaveolens) 真鶴あたりのみかん販売所のわきにありました。 遠目にも目立つ綺麗な黄色ですが、どこか凶々しさを感じるのは...
野山の植物

タケニグサ

タケニグサ(ケシ科 Macleaya cordata) 神保町のはずれの、荒れた路側帯にタケニグサが生えてきました。 そういえば、昔、子供の頃は東京でも空き地にどこにでも生えていたと思うのですが、最近あまり見たことがなかった気がします。 宅...
6月

モウセンゴケ

モウセンゴケ  (モウセンゴケ科モウセンゴケ属)【毛氈苔】 ( Drosera rotundifolia ) 食虫植物の代表とも言える草ですが、「コケ」ではありません。 湿地帯に生育し、地面にへばりつくように生えます。 丸い葉の表面は粘液を...
タテハチョウ科

エルタテハ

エルタテハ(タテハチョウ科:Nymphalis vaualbum) 「ヒオドシチョウ」と非常によく似ている。 本州中部では、おおむね1000m以上の山地に棲む。 食草がシラカバやダケカンバなので、高原山地の蝶となっている。
タテハチョウ科

テングチョウ

テングチョウ (タテハチョウ科)【天狗蝶】 (Libythea celtis) 昔は独立したテングチョウ科とされていたが、現在はタテハチョウ科のテングチョウ亜科。 鼻先に突き出たパルピ器官という部分が特徴でこの名があるが、わりあい地味な小型...
タテハチョウ科

キベリタテハ

キベリタテハ(タテハチョウ科) (Nymphalis antiopa) 黒紫色のベルベットに黄金の縁取り。 まるで、高級な劇場の重厚な緞帳のような羽根のデザイン。 タテハチョウの中でも王様クラスの風格があると思う。 中級山岳や高原の森まわり...
9月

アメジストセージ

アメジストセージ(シソ科) サルビア・レウカンサ(Salvia leucantha) (メキシカンブッシュセージ/アメジストセージ) 家の近所の通勤路沿いに、フェンスからはみ出してたくさん咲き始めました。 「ベルベットセージ」の別名もあるく...
9月

イモカタバミ

イモカタバミ (カタバミ科カタバミ属) (Oxalis articulata) 南アメリカ原産の、江戸時代末期に観賞用として入ってきた帰化植物。 いわゆるありふれた雑草だが、観賞用に導入しただけあってとても綺麗な花。 地下茎で繁殖するので、...
9月

ツマグロヒョウモン

ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科) (Argyreus hyperbius) 元来、ヒョウモンチョウの仲間としては南方系の種類で、もともと日本では近畿地方以南にしかいなかったので、子供のころなどには絶対見られない蝶でした。 しかし、200...
9月

ハクチョウソウ

ハクチョウソウ (アカバナ科ガウラ属)【白蝶草】 (Gaura lindheimeri) 北アメリカ原産の園芸植物。 4枚の花弁と雄しべが、蝶のようなので白蝶草。「白鳥」ではない。 基本は白ですが、ピンクの品種もあります。 一般には、属名の...