スハマソウ (キンポウゲ科スハマソウ属)【洲浜草】
(Hepatica nobilis var. japonica f. variegata)
いわゆる「雪割草」の一種ですが、本当の「ユキワリソウ」は、サクラソウ科の高山植物で、これとは全く違います。
しかし、今では園芸品の世界では「雪割草」といえばキンポウゲ科の「オオミスミソウ」や「スハマソウ」、「ミスミソウ」の仲間を指すようになっています。
もっと広く言えば、春一番で雪解け直後に咲く「スプリング・エフェメラル」は全て「雪割草」ともいえ、実際に地方によっては、ニリンソウ、アズマイチゲ、ショウジョウバカマなども「雪割草」という名で呼ばれるそうです。
閑話休題
スハマソウと「ミスミソウ」は、同属の品種のようで、たいへんよく似ています。
見分けるには、葉の形を見るしかなく、スハマソウは3つの丸を合わせたような、簡単に言えば「ミッキーマウス」マークのような形です。
ミスミソウはミスミ(三角)というように、三角形に尖ったかたちとなっています。
また、自生地はスハマソウは主に東日本太平洋側を中心とし、ミスミソウは西日本側に、オオミスミソウは日本海側に多いようです。
日本におけるミスミソウの仲間はおおむね下記の4種類(品種)とされます。
・ミスミソウ (Hepatica nobilis var. japonica f. japonica)
・オオミスミソウ (Hepatica nobilis var. japonica f. magna)
・スハマソウ (Hepatica nobilis var. japonica f. variegata)
・ケスハマソウ (Hepatica nobilis var. japonica f. pubescens)
分布的にはそれぞれ棲み分けている感じで、スハマソウは関東から東北にかけての太平洋側、オオミスミソウは北陸から東北の日本海側、ケスハマソウは近畿から瀬戸内海沿岸、そしてミスミソウは関東西部から西の太平洋側、及び何故か山陰地方から九州の東部あたりとなっています。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】














