蝶類

7月

ヤマトシジミ

ヤマトシジミ (シジミチョウ科)【大和小灰蝶】(学名 Pseudozizeeria maha)およそ、人里でどこでも見られる普遍的な蝶ですが、幼虫の食草がカタバミで、道端や空き地などどこにでもあるというのが強みですね。蝶の幼虫というのは食草...
5月

アオスジアゲハ

アオスジアゲハ (アゲハチョウ科)(学名: Graphium sarpedon)この蝶は関東以南では全く珍しくないのですが、あまり蝶に興味のない人がとても珍しがることがよくあります。多分、花壇とかをひらひら舞っていることは少なく、木の高いと...
タテハチョウ科

スミナガシ

スミナガシ (タテハチョウ科)【墨流】(Dichorragia nesimachus)タテハチョウの中でも、オオムラサキやゴマダラチョウに近い仲間で、渋い色模様の蝶です。特別珍しいわけではありませんが、個体数が多くないのでそれほど頻繁に見ら...
7月

ミドリヒョウモン

ミドリヒョウモン (タテハチョウ科)(Argynnis paphia)羽根裏が緑色を帯びているのでミドリヒョウモンですが、心なしか表の茶色も他のヒョウモンよりもややくすんで緑がかっている感じがします。写真のように、雄の場合は前翅に3本の性標...
7月

コヒョウモン

コヒョウモン (タテハチョウ科)【小豹紋】(Brenthis ino)夏本番となった高原に舞うヒョウモンチョウ類の中でも、やや小型でやや丸っこいので優しい感じのする蝶です。「ヒョウモンチョウ」との区別が微妙で、じっくり見れるか、後で写真判定...
7月

ヒメシジミ

ヒメシジミ (シジミチョウ科)(Plebejus argus)本州以北の山地草原に住む、準絶滅危惧種。光の角度によっては紫が鮮やかに見えます。食草は、アザミ類やイタドリ類など。
6月

ヒオドシチョウ

ヒオドシチョウ(タテハチョウ科)(緋縅蝶・学名Nymphalis xanthomelas)いかにもタテハチョウらしい、渋い美しさで、日向で見るととても綺麗。「エルタテハ」とそっくりですが、後翅のへりに綺麗な水色の縁取りが入ります。大菩薩の雁...
9月

ホタルガ

ホタルガ (マダラガ科)【蛍蛾】(学名:Pidorus glaucopis)昼間飛び回る蛾で、なかなかお洒落な出で立ちです。黒ベースに赤い頭で、ホタルに似ているので「蛍蛾」という名前ですが、実際にホタルへの擬態であるという説があります。
6月

ヒメウラナミジャノメ

ヒメウラナミジャノメ (タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)【姫裏波蛇目】(Ypthima argus)里山の水田まわりや、河原などにポピュラーな蝶。地味ながら、羽裏の波模様が細かく綺麗です。野菊にさかんにやってきています。主な食草のひとつ「...
6月

アサギマダラ

アサギマダラ (タテハチョウ科アサギマダラ属)【浅葱斑】(学名:Parantica sita)アサギマダラは琉球や台湾への「渡り」をすることで有名ですが、夏場は主に標高の高い山地にいます。夏に日本各地で発生した個体の多くは、秋には南に渡り、...
タテハチョウ科

スジグロカバマダラ

スジグロカバマダラ (タテハチョウ科)日本では宮古島以南の南方系の蝶ですが、インドや東南アジアなど世界的には分布は広いようです。アメリカで大量に渡りをするオオカバマダラに近い種類ですが、それよりはかなり小型です。毒を体内に貯めて毒蝶となって...
タテハチョウ科

オオゴマダラ

オオゴマダラ (タテハチョウ科)【大胡麻斑】(学名 Idea leuconoe)日本最大級の蝶といわれている大型の蝶です。白蝶の仲間のようですがタテハチョウ科で、ふわふわとゆっくりした飛び方です。琉球以南に分布する蝶なので、日本では沖縄など...
8月

ミカドアゲハ

ミカドアゲハ (アゲハチョウ科)【帝揚羽】(Graphium doson)「アオスジアゲハ」に似ている近似種ですが、もっと南方系で、中国四国以南に分布します。八重山のミカドアゲハは本土種とはやや違う亜種のようです。日本全体でいくつかの亜種が...
6月

コミスジ

コミスジ (タテハチョウ科)【小三條】(学名 Neptis sappho)ミスジチョウの仲間の中では、一番普通にいる種類で、都会の公園などでも見ることがあります。ひーら、ひーら、という感じの独特のゆっくりした飛び方で明るい日向の林道沿いなど...
8月

オオミズアオ

オオミズアオ (ヤママユガ科)【大水青】(学名 Actias aliena)夜、キャンプファイアやランタンなどに突然やってくると、その大きさと意表をつく青白い色にぎょっとすることがあるが、よく見るとたいへん美しい色合いの蛾です。
9月

アカボシゴマダラ

アカボシゴマダラ(タテハチョウ科)(Hestina assimilis)もともと、この蝶は日本では、ほぼ奄美大島だけにいるはずなのですが、2000年ごろから突如関東地方で見られるようになりました。ツマグロヒョウモンのように、長年かけて徐々に...
タテハチョウ科

シータテハ

シータテハ(タテハチョウ科 Polygonia c-album)一見、ぼろぼろになったキタテハのような羽根のタテハチョウ。羽根のヘリの凹凸が激しいのでそんな感じがするが、ヘリが破れているにしては滑らかに丸みを帯びていて紋様もそれに沿ってある...
タテハチョウ科

エルタテハ

エルタテハ(タテハチョウ科:Nymphalis vaualbum)「ヒオドシチョウ」と非常によく似ている。本州中部では、おおむね1000m以上の山地に棲む。食草がシラカバやダケカンバなので、高原山地の蝶となっている。
3月

テングチョウ

テングチョウ (タテハチョウ科)【天狗蝶】(Libythea celtis)昔は独立したテングチョウ科とされていたが、現在はタテハチョウ科のテングチョウ亜科。鼻先に突き出たパルピ器官という部分が特徴でこの名があるが、わりあい地味な小型の蝶。...
タテハチョウ科

キベリタテハ

キベリタテハ(タテハチョウ科)(Nymphalis antiopa)黒紫色のベルベットに黄金の縁取り。まるで、高級な劇場の重厚な緞帳のような羽根のデザイン。タテハチョウの中でも王様クラスの風格があると思う。中級山岳や高原の森まわりに現れ、タ...
9月

ツマグロヒョウモン

ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)(Argyreus hyperbius)元来、ヒョウモンチョウの仲間としては南方系の種類で、もともと日本では近畿地方以南にしかいなかったので、子供のころなどには絶対見られない蝶でした。しかし、2000年ご...
7月

クジャクチョウ

クジャクチョウ (タテハチョウ科)【孔雀蝶】(学名:Inachis io)北方系の蝶なので、中部地方では亜高山や高原の蝶となりますが、北海道などでは平地にもいます。羽の大きな丸い目玉模様が、孔雀の羽根飾りの模様に似ているのが名前の由来。クジ...