シノブ (シダ植物シノブ科) 【忍】
(Davallia mariesii)
昔、硝子の風鈴の定番が苔玉のような型枠にシノブを植えたもので、いかにも涼やかで大好きでした。
よく、近所の大きめの家の庭の外が日当たりのよい土手状になったところに生えていて、シダとしては明るい印象もありました。
実際には樹上や岩上に生える着生シダで、苔むしたようなところに生えているようです。
葉の細かい羊歯の代表のようなものですが、レッドデータを調べてみると、何と東京都では「野生絶滅」となっています。
江戸時代から園芸用に使われていたので逆に街中などで見られるのでしょうね。