サデクサ (タデ科イヌタデ属)
(Persicaria maackiana)
「ミゾソバ」や「アキノウナギツカミ」など多くの秋のタデ科の花と同様、低地の湿地や水辺に生育する植物ですが、分布が局所的なようで、やや稀な種類です。
よく分岐する茎には鋭い棘があり、花柄には刺毛と腺毛があります。
花序は3-5個程度とあまり多くつかず、花は白色ですが、次第に赤くなります。
葉の形が特徴的で、他にない細長いほこ形となります。
また、歯車のような形で毛の生えた托葉も特徴的です。
分布は広く全国的ですが、多くの都道府県で絶滅危惧指定されています。