クマツヅラ (クマツヅラ科クマツヅラ属)【熊葛】
(Verbena officinalis)
馬鞭草(バベンソウ)の別名をもつように、枝分かれした鞭のように細長い茎がひょろひょろと伸び、先端に小さな花序をつけます。
花茎が長く伸びる前は、形態的にしっかりした感じで別物のような印象があります。
個々の花は薄紅がかった白色で、花冠は5裂し、上2個のの裂片は小さく下3個の裂片は大きめです。
全国に分布する雑草で、西洋でも西洋でも古来から薬草として使われてきたようです。
クマツヅラに代表される「クマツヅラ科」は、以前は「ムラサキシキブ」「カリガネソウ」「クサギ」「ハマゴウ」など多くの植物を含む大集団でしたが、APG分類改訂以降、日本産の植物は2種しか無くなってしまいました。
そのかわり属名の「バーベナ」の名で称される園芸品種がいくつかあります。
「ヤナギハナガサ」なども、園芸由来の同属帰化植物です。









