タラヨウ (モチノキ科モチノキ属)【多羅葉】
(Ilex latifolia)
静岡以西~九州に分布する常緑高木ですが、寺院や庭園などに植えられていることも多いようです。
雌雄異株で、春から初夏に淡黄緑色の花が咲き、秋には赤い実が生ります。
光沢のある葉は肉厚で長楕円形をしており、裏面を傷つけると黒く変色して字が書けることができるので、経文や手紙を書いたりされたといわれています。
実際にお寺や植えられたものの葉裏にはよく落書きがされています。
五日市広徳寺のタラヨウは、幹回り2.5m、樹高19mで、都内最大のタラヨウとして東京都指定天然記念物となっています。