タタラカンガレイ (カヤツリグサ科フトイ属)【多々良寒枯藺】
(Scirpus mucronatus var. tataranus)
「カンガレイ」の変種ですが、群馬県館林市の多々良沼で昭和6年に発見されたものです。
3角断面の茎の稜に翼をもつのがカンガレイとの違いですが、この翼が平面ではなく小さな3角断面となっています。
日当たりのよい湿地や池畔などに抽水状態で生育していることが多く、攪乱された条件を好むようです。
柄のない小穂からなる花序はカンガレイと同様ですが、小穂のつき方が多い感じがします。
福島県:滅危惧ⅠB類(EN)
茨城県:絶滅危惧Ⅱ類
栃木県:準絶滅危惧(Cランク)
群馬県:絶滅危惧ⅠB類(EN)
埼玉県:絶滅危惧Ⅰ類(CE)
千葉県:一般保護生物(D)
東京都:絶滅危惧Ⅱ類(VU)