カンガレイ

カンガレイ (カヤツリグサ科ホソガタホタルイ属)【寒枯藺】
Schoenoplectiella triangulata

カンガレイ

2022/07/30 狭山丘陵

全国の沼や湿地に生える水辺の植物。

魚のような名前だが「カレイ」ではなく、「イグサ」の「イ」です。

茎の断面が三角形で、ほぼ茎だけで成り立っている草です。

先端直下に柄のない独特の花穂を4-10個つけます。

茎先の花序の先は「苞葉」ということなのですが、見た目に同じで分岐しないので、外見的には茎の途中に唐突に花序がついているとしか見えません。

大きな株となって生えることが多いようです。

はっきりした雌性先熟の花のため、雌性期と雄性期で花穂の見た目が大きく変わります。

雌性期には、3裂した雌しべの柱頭がもしゃもしゃ出ていますが、その後雌しべが受粉して枯れると雄性期に移り、雄しべの細い葯がひょろひょろと出ます。

カンガレイ

2022/07/30 狭山丘陵

カンガレイ

2019/10/02 長池公園

カンガレイ

雄性期  2019/09/05 神代植物公園

カンガレイ

雄性期  2019/09/05 神代植物公園

カンガレイ

雄性期  2019/09/05 神代植物公園

カンガレイ

2020/08/25 小石川植物園

カンガレイ

2020/08/25 小石川植物園

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