イヌセンブリ (リンドウ科センブリ属)【犬千振】
(Swertia tosaensis)
普通の「センブリ」によく似ていますが、苦みと薬効が少ないので役に立たないという意味の「イヌ」の名が冠されています。
センブリに比べ、花の長い毛がたいへん多く、葉が広めで萼片が長めです。
センブリが山地の乾いた尾根筋に生えるの対し、イヌセンブリは低地の湿地に生えます。
そして平地の原生湿地の多くが失われているため全国的に希少な花となっています。
白い花弁に入る紫色の細線が、「ムラサキセンブリ」にも似た気品を感じさせます。
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
埼玉県 東京都、福井県、長野県、では絶滅認定
その他39府県で絶滅危惧、準絶滅危惧指定