ヒロハテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【広葉天南星】
(Arisaema ovale)
山地から亜高山の林下に生え、日本海側を分布域とするテンナンショウで、「マムシグサ」と違い葉はふつう1個で5-7枚に分かれ花より高い位置に出ます。
花は普通黄緑色の明るい色で縦縞がはっきり入り、紫褐色のタイプは「アシウテンネンショウ」として分ける場合があります。
花序の付属体は黄緑色の棒状で、仏炎苞の筒部より上に出ます。
ブナの樹林の中でひっそりと生えていたので、一見「アオマムシグサ」と思いましたが、偽茎のマムシ模様がない。
また、葉の付き方が鳥足状でなく高い位置にあるので何だろうと思いました。
後で調べると、「ヒロハテンナンショウ」のようです。
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