イワセントウソウ (セリ科イワセントウソウ属)【岩仙洞草】
(Pternopetalum tanakae)
深山や亜高山の薄暗い林下にひっそりと咲くたいへん繊細な花です。
「セントウソウ」の名で花や感じは似ていますが別属で、独特の体制をもっています。
セリ科らしく深く切り込んだ羽状複葉の根生葉をもち、1本の茎が立ち上がり先端に細い花茎が10-20本枝分かれして出ます。
そしてその先に2個づつの花をつけ、2mmほどの5弁花が1個づつ咲きます。
茎の途中には1枚だけ細い羽状複葉の茎葉が出ますが、深く切り込んだ羽状複葉になることもあります。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】