ツマトリソウ (サクラソウ科ツマトリソウ属)【褄取草】
(Trientalis europaea)
たいへん端正な花をつける亜高山種で、名前は「妻取り」かと思ったら「褄取り」だそうです。
白い花弁の縁がピンク色の縁取りのようになるのが「褄取り」の語源ということですが、多くの花は白一色です。
花は6弁かと思っていたら実は7弁がほとんどです。
「7弁花」というのはあまり聞いたことがありませんね。
弁数には変動があって、ニガナ類やクレマチスなどのように、6-9ぐらいの間の不定数のようです。
北海道・本州・四国に分布し、亜高山の草地や林縁に生育します。
湿原に生える「コツマトリソウ」という近縁種があります。
この、赤い縁取りのようになるのが「褄取り」の語源
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】