ヒメイチゲ (キンポウゲ科イチリンソウ属)【姫一華】
(Anemone debilis)
イチリンソウ属の「イチゲ」の類の中でも一番小さな可愛いイチゲです。
雪解け後の湿地に近い亜高山の林縁にぽつぽつと生え、「ミズバショウ」や「タテヤマリンドウ」あたりと同じ時期に白い一輪の花を咲かせます。
日の当たる晴れた日には5弁の花(萼片)を開きますが、雨天や曇天では閉じてしまいます。
3つの茎葉がきれいに輪生し、それぞれ3出複葉で小葉は細長く、低く疎らな鋸歯があります。
北海道には葉が幅広く6-7弁の「ヒロバヒメイチゲ」もあります。