イチハツ (アヤメ科アヤメ属)【一初】【鳶尾草】
(Iris tectorum)
中国伝来の古い園芸植物で、16世紀ごろに日本に入ってきたものと思われています。
薬用植物として移入され、さらに火除けや雷除けのために茅葺屋根に植えられたことが多いそうです。
人里周辺で野生化したものも多く、その点「シャガ」と似たような感じでしょうか。
花は「アヤメ」や「ヒメシャガ」に似ていますが、内花被片が斜めに立ち、外花被片の中央部に白いとさか状の突起があります。
また、わりあい乾燥したところを好み、葉の幅が広めのようです。