チヂミザサ (イネ科チヂミザサ属)【縮み笹】
(Oplismenus undulatifolius)
別名:コチヂミザサ(Oplismenus undulatifolius var. undulatifolius f. japonicus)
全国の林内の下草として地面を這うように生え、短く波打った笹のような葉をつけるので「縮み笹」。
およそ目立たない草ですが、意識して見ると特徴的な葉が意外と目につきます。
秋になると細い花穂を立ち上げ、とても小さいけれど複雑な構造の花を咲かせます。
花序から直線的に突き出した針金のような芒が目立ちます。
花後に熟して果実となると芒が粘るようになり、粘着式の「ひっつき虫」となります。
茎などに毛が無いものを「コチヂミザサ」、毛が多いものを「ケチヂミザサ」として品種で分ける場合があります。