コガネバナ (シソ科タツナミソウ属)【黄金花】
(Scutellaria baicalensis) 別名:コガネヤナギ、オウゴン
小柴胡湯とか半夏瀉心湯とか、多くの漢方薬に使われている「オウゴン」という生薬がこれの根で作られ、それが黄金色のためコガネバナというそうです。
黄金といっても、花は見ての通りいかにもタツナミソウの仲間らしい青紫です。
中国北部からシベリア東部朝鮮半島に分布する花ですが、日本に入ってきたのは古く、徳川吉宗の時代に薬草として輸入されたようです。
タツナミソウ類の中でも花付きが多く華やかなので観賞用にも栽培されています。