ヒメザゼンソウ (サトイモ科ザゼンソウ属) 【姫坐禅草】
(Symplocarpus nipponicus)
狭山丘陵で有名な自生地がある、「ヒメザゼンソウ」を見てきました。
6月中旬が最盛期のはずなので、まだ早すぎるかと思いましたが、管理事務所の方に聞くと、すぐそこに3株だけ見られるとわざわざ案内してくれました。
実際、教えられなければなかなか見つけるのは難しいですね。
何しろ大きさも3cmぐらいしかないミニチュアの仏炎包が、雑木林の落ち葉に埋もれるようにひっそり咲いています。
普通の「ザゼンソウ」と違い、これは春にまず葉が出ていったん茂り、この時期に葉が枯れて花が咲くという変な順番です。
そして花の脇には去年の花による青い果実が転がっています。
ここの自生地には、管理された林の中に二千個ぐらい咲くらしいです。
埼玉県、東京都、山梨県絶滅危惧1類