オオヒョウタンボク (スイカズラ科スイカズラ属)【大瓢箪木】
(Lonicera tschonoskii)
本州中部周辺の2000m前後の亜高山帯から高山帯に分布し、残雪の多い森林限界付近に生育する低木です。
葉腋から花茎を伸ばし、葉の上に乗るように2個ペアの白い花をつけます。
「スイカズラ」に似た花の付け根は2個の子房がくっついた形で、最初から瓢箪型となっています。
秋には瓢箪のような赤い実が生りますが有毒です。
細長い花茎を介して葉の中央に花が乗った形は、まるで「ハナイカダ」の原型を思わせます。
北海道には同属の「チシマヒョウタンボク」が自生します。
山梨県 絶滅危惧種ⅠB類(EN)
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】