スイカズラ (スイカズラ科スイカズラ属)【吸い葛】
(Lonicera japonica) 別名:キンギンカ
全国の山野に自生し、他の樹に絡みつく低木つる植物です。
初夏に花が2個づつ咲き、咲き始めは白色で、受粉すると黄色くなるので、同じ株に白と黄色が同時に見られ「キンギンカ(金銀花)」の名の元となっています。
筒型の花の先端は、4裂した上唇と細長い下唇に分かれ、5本の雄しべと1本の雌しべが突き出し、雌しべの柱頭は緑色の玉のようになっています。
独特の花からは甘い香りがし、花の元から甘い蜜を吸うことが出来ます。
それで、「吸い葛」。
別名:ニンドウ(忍冬)。
これは、他の蔓が枯れる冬にも枯れずに耐え忍ぶということのようです。
晩秋には黒い実が生ります。
日本全国と東アジアの植物ですが、近年アメリカで繁殖し、向こうでは要注意外来植物となっています。