カヤラン (ラン科カヤラン属)【榧蘭】
(Thrixspermum japonicum)
大木の樹皮に着生する小型の着生蘭です。
一本の茎が下向きに伸び、厚い葉が並行してつきます。
この形状が榧の木の葉のようなのでカヤランとなったようです。
薄黄色の花が数個、吊り下がって咲きます。
花はあまり蘭らしくなく、まん丸い蕾で、開花後も丸っこい花となります。
29の県で絶滅危惧種。東京都では野生絶滅認定。
長い鞘状になる果実
高尾山の麓におそらく植栽されたカヤランが間近に見られるところがありますが、あいにく行ったときは花が終わって萎びていました。